建設業許可は、建設工事の業種ごと取ることが必要です。また、業種ごとに必要な専任技術者の資格や実務経験が違います。「どの業種に該当するのかが分からない」という建設業者の経営者の声を聞くことがあります。
ここでは、福岡の行政書士が建設業許可29業種と必要資格について解説します。
建設業許可29業種とは
建設業許可は29業種あって、業種によって請け負える工事の種類が異なります。専任技術者の要件をみたしていれば、複数の業種を取ることが可能です。
例えば、建設会社に一級建築施工管理技士の有資格者が在籍していれば、17業種の建設業許可を取れる可能性があります。
ここからは建設業許可29業種と必要資格について紹介します。
土木一式工事
土木一式工事業は、大規模な工事や複雑な工事を元請業者の立場で管理する建設業者に必要な許可業種のことです。
工事内容の例
土木一式工事は「河川工事」「海岸工事」「道路工事」「トンネル工事」「ダム工事」「空港建設工事」などです。
必要資格
一般建設業許可「土木一式工事」の専任技術者の必要資格は「1級建設機械施工技士」「2級建設機械施工技士(第1種~第6種)」「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(土木)」「技術士{建設・総合技術監理(建設)}」「技術士{建設(鋼構造及びコンクリート)・総合技術監理(建設-鋼構造及びコンクリート)}」「技術士{農業(農業土木)・総合技術監理(農業-農業土木)}」「技術士{水産(水産土木)・総合技術監理(水産-水産土木)}」「技術士{森林(森林土木)・総合技術監理(森林-森林土木)」です。
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
建築一式工事
建築一式工事業は、大規模の建築物の工事や複雑な建築物の工事を元請業者の立場で下請業者を管理・施行する建設業者に必要な許可業種のことです。
工事内容の例
建築一式工事は「戸建新築工事」「共同住宅新築工事」「ビル新築工事」「商業施設新築工事」などです。
必要資格
一般建設業許可「建築一式工事」の専任技術者の必要資格は「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(建築)」「1級建築士」「2級建築士」です。
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
大工工事
大工工事業は、「木材の加工または取付けを行う工作物の工事」や「工作物に木製設備を取りつける工事」のことです。
工事内容の例
大工工事は「大工工事」「型枠工事」「造作工事」のことです。
必要資格
一般建設業許可「大工工事」の専任技術者の必要資格は「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上・躯体)」「1級建築士」「2級建築士」「木造建築士」「技能士(建築大工・型枠施工)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
左官工事
左官工事業は、工作物に「壁土」「モルタル」「漆くい」「プラスター」「繊維」などを「こて塗り」「吹付け」「はり付ける工事」です。
工事内容の例
左官工事は「左官工事」「モルタル工事」「モルタル防水工事」「吹付け工事」「とぎ出し工事」「洗い出し工事」のことです。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士(左官)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
とび・土工・コンクリ ート工事
とび・土工・コンクリ ート工事業は、「足場の組立て、機械器具・建設資材などの重量物の運搬配置、鉄骨などの組立てなどを行う工事」「くい打ち、くい抜き及び場所打ちぐいを行う工事」「土砂当の掘削、盛上げ、締固めなどを行う工事」「その他基盤的ないしは準備的工事」です。
工事内容の例
とび・土工・コンクリ ート工事は「とび工事」「ひき工事」「足場等仮設工事」「鉄骨組立て工事」「くい工事」「土工事」「掘削工事」「根切り工事」「コンクリート工事」「地滑り工事」「地盤改良工事」など
必要資格
「1級建設機械施工技士」「2級建設機械施工技士(第1種から第6種)」「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(土木・薬液注入)」「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(躯体)」「技術士{建設・総合技術監理(建設)}」「技術士{建設(鋼構造及びコンクリート)・総合技術監理(建設-鋼構造物及びコンクリート)}」「技術士{農業(農業土木)・総合技術監理(農業-農業土木)}」「技術士{水産(水産土木)・総合技術監理(水産-水産土木)}」「技術士{森林(森林土木)・総合技術監理(森林-森林土木)}」「技能士(型枠施工、とび・とび工、コンクリート圧送施工、ウェルポイント施工)」「地すべり防止工事+1年以上の実務経験」「基礎ぐい工事」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
石工事
石工事業は、石材の加工又は積方によって工作物を築造し、または工作物に石材を取りつける工事です。
工事内容の例
石工事は、「石積み(張り)工事」「コンクリートブロック積み(張り)工事」です。
必要資格
「一級土木施工管理技士」「二級土木施工管理技士(土木)」「一級建築施工管理技士」「二級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士(ブロック建築・ブロック建築工・コンクリート積みブロック施工・石工・石材施工・石積み)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
屋根工事
屋根工事業は、「瓦」「スレート」「金属薄板」などによって屋根をふく工事です。
工事内容の例
屋根工事は「屋根ふき工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「1級建築士」「2級建築士」「技能士{建築板金(ダクト板金作業)、板金(建築板金作業)、建築板金(内外装板金作業)、板金工(建築板金作業)、かわらぶき・スレート施工}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
電気工事
電気工事業は「発電設備「変電設備」「送配電設備」「構内電気設備」等を設置する工事です。
工事内容の例
電気工事は、「発電設備工事」「送配電線工事」引込線工事「変電設備工事」「構内電気設備工事」「照明設備工事」「電車線工事」などです。
必要資格
「1級電気工事施工管理技士」「2級電気工事施工管理技士」「技術士{建設・総合技術監理(建設)}」「技術士{建設(鋼構造及びコンクリート)・総合技術監理(建設-鋼構造物及びコンクリート)}」「技術士{電気電子・総合技術監理 (電気電子)}」「第1種電気工事士」「第2種電気工事士+3年以上の実務経験」「電気主任技術者(第1種~第3種)+5年以上の実務経験」「建築設備士+1年以上の実務経験」「1級計装士+1年以上の実務経験」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
管工事
管工事業は「冷暖房」「冷凍冷蔵」「空気調和」「給排水」「衛生等」のために設備を設置し、または金属性等の管を使用して「水」「油」「ガス」「水蒸気等」を送配するための設備を設置する工事
工事内容の例
管工事は「冷暖房設備工事」「冷凍冷蔵設備工事」「通期調和設備工事」「給排水・給湯設備工事」「厨房設備工事」「衛生設備工事」「浄化槽工事」「水洗便所設備工事」「ガス管配管工事」などです。
必要資格
「1級管工事施工管理技士」「2級管工事施工管理技士」「1級建築施工管理技士」「技術士{機械 (流体工学)または(熱工学)・総合技術監理(機械-流体工学)または(機械-熱工学)}」「技術士{上下水道(上水道及び工業用水道を除く)・総合技術監理(上下水道・上水道及び工業用水道を除く)}」「技術士{衛生工学(「水質管理」「廃棄物管理」を除く) ・総合技術監理「衛生工学」(水質管理・廃棄物管理を除く)}」「技術士{衛生工学「水質管理」・総合技術監理「衛生工学-水質管理」}」「技術士{衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理 「衛生工学-廃棄物管理」}」「給水装置工事主任技術者-1年以上の実務経験」「技能士(冷凍空気調和機器施工・空気調和設備配管)」「技能士(給排水衛生設備配管)」「技能士{配管(選択科目「建築配管作業」)・配管工}」「技能士{建築板金「ダクト板金作業」}」「建築設備士+1年以上の実務経験)」「1級計装士+1年以上の実務経験」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
タイル・れんが・ブロ ック工事
タイル・れんが・ブロ ック工事業は、れんが、コンクリートブロック等によって工作物を築造し、または工作物にレンガ、コンクリートブロック、タイル等を取りつけ、またははり付ける工事です。
工事内容の例
タイル・れんが・ブロ ック工事は「コンクリートブロック積み(張り)工事」「レンガ積み(張り)工事」「タイル(張り)工事」などです。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(躯体・仕上げ)」「1級建築士」「2級建築士」「技能士(タイル張り・タイル張り工)」「技能士(築炉・築炉工・ れんが積み)」「技能士(ブロック建築・ブロック建築工・コンクリート積みブロック施工)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
鋼構造物工事
鋼構造物工事業は、形鋼、鋼板等の鋼材の加工または組立てによって工作物を築造する工事です。
工事内容の例
鋼構造物工事は「鉄骨工事」「橋梁工事」「鉄塔工事」「石油・ガス等の貯蔵用タンク設置工事」「屋外広告工事」などです。
必要資格
「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(土木)」「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(躯体)」「1級建築士」「技術士{建設(鋼構造及びコンクリート)・ 総合技術監理(建設-鋼構造及びコンクリート)}」「技能士{鉄工(選択科目「製缶作業」又は「構造物鉄工作業」)・製罐}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
鉄筋工事
鉄筋工事業は、棒鋼等の鋼材を加工し、接合し、または組立てる工事です。
工事内容の例
鉄筋工事は「鉄筋加工組立て工事」「鉄筋継手工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(躯体)」「技能士{鉄筋組立て・鉄筋施工(「鉄筋施工図作成作業」及び「鉄筋組立て作業」)}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
舗装工事
舗装工事業は、道路等の地盤面をアスファルト、コンクリ―ト、砂、ジャリ、砕石等によって舗装する工事です。
工事内容の例
舗装工事は「アスファルト舗装工事」「コンクリート舗装工事」「ブロック舗装工事」「路盤築造工事」です。
必要資格
「1級建設機械施工技士」「2級建設機械施工技士(第1種~第6種)」「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(土木)」「技術士{建設(「鋼構造及びコンクリート」を除く)・総合技術監理 「建設」(鋼構造及びコンクリートを除く)}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
しゅんせつ工事
しゅんせつ工事業は、河川、湾岸等の水底をしゅんせつする工事です。
工事内容の例
しゅんせつ工事
必要資格
「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(土木)」「技術士{建設(「鋼構造及びコンクリート」を除く)・ 総合技術監理 「建設」(鋼構造及びコンクリートを除く)}」「技術士{建設「鋼構造及びコンクリート」 ・総合技術監理 「建設-鋼構造及びコンクリート」}」「技術士{水産 「水産土木」・総合技術監理 「水産-水産土木」}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
板金工事
板金工事業は、金属薄板等を加工して工作物に取付け、または工作物に金属製等の附属物を取り付ける工事です。
工事内容の例
板金工事は「板金加工取付け工事」「建築板金工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士{建築板金(ダクト板金作業)}」「技能士(工場板金)」「技能士{板金(建築板金作業)・建築板金(内外装板金作業)・板金工(建築板金作業)}」「技能士(板金・板金工・打出し板金)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
ガラス工事
ガラス工事業は、工作物にガラスを加工して取り付ける工事です。
工事内容の例
ガラス工事は「ガラス加工取付け工事」「ガラスフィルム工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士(ガラス施工)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
塗装工事
塗装工事業は、「塗装」「塗材」等を工作物に「吹付け」「塗付け」または「はり付ける工事」です。
工事内容の例
塗装工事は「塗装工事」「容赦工事」「ライニング工事」「布張り仕上工事」「鋼構造物塗装工事」「路面標示工事」です。
必要資格
「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(鋼構造物塗装)」「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士(塗装・木工塗装・木工塗装工)」「技能士(建築塗装・建築塗装工)」「技能士(金属塗装・金属塗装工)」「技能士(噴霧塗装)」「技能士(路面標示施工)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
防水工事
防水工事業は、「アスファルト」「モルタル」「シーリング材」等によって防水を行う工事です。
工事内容の例
防水工事は「アスファルト防水工事」「モルタル防水工事」「シーリング工事」「塗膜防水工事」「シート防水工事」「注入防水工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士(防水施工)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
内装仕上工事
内装仕上工事業は、木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上げを行う工事です。
工事内容の例
内装仕上工事は「インテリア工事」「天井仕上工事」「壁張り工事」「内装仕切り工事」「床仕上工事」「たたみ工事」「ふすま工事」「家具工事」「防音工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「1級建築士」「2級建築士」「技能士(畳製作・畳工)」「技能士(内装仕上げ施工・カーテン施工・天井仕上げ施工・ 床仕上げ施工・表装・表具・表具工)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
機械器具設置工事
機械器具設置工事業は、機械器具の組立て等によって工作物を建設し、または工作物に機械器具を取付ける工事です。
工事内容の例
機械器具設置工事は「プラント設備工事」「運搬機器設置工事」「内燃力発電設備工事」「集塵機器設置工事」「給排気機器設置工事」「揚排水機器設置工事」「ダム用仮設備工事」などです。
必要資格
「技術士{機械(「流体工学」「熱工学」を除く)・総合技術監理「機械」(流体工学熱工学を除く)}」「技術士{機械「流体工学」又は「熱工学」・総合技術監理「機械-流体工学」又は「機械-熱工学」}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
熱絶縁工事
熱絶縁工事業は、工作物または工作物の設備を熱絶縁する工事です。
工事内容の例
熱絶縁工事は「冷暖房設備」「冷凍冷蔵設備」「動力設備」「燃料工業」「化学工業」等の設備の絶縁工事、「ウレタン吹付け断熱工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士(熱絶縁施工)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
電気通信工事
電気通信工事業は、「有線電気通信設備」「無線電機通信設備」「放送機械設備」「データつ新設備等」の電気通信設備を設置する工事です。
工事内容の例
電気通信工事は「有線電気通信設備工事」「無線電機通信設備工事」「データ通信設備工事」「情報処理設備工事」「情報収集設備工事」「情報表示設備工事」「放送機械設備工事」「TV電波障害防除設備工事」です。
必要資格
「1級電気通信工事施工管理技士」「2級電気通信工事施工管理技士」「技術士{電気電子・総合技術監理(電気電子)}」「技術士(電気通信主任技術者)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
造園工事
造園工事業は、精緻、樹木の植栽、景石すえ付け等によって庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路建築物の屋上等を緑化し、または植生を復元する工事です。
工事内容の例
造園工事は「植栽工事」「地被工事」「景石工事」「地ごしらえ工事」「公園設備工事」「広場工事」「園路工事」「水景工事」「屋上等緑化工事」「緑地育成工事」です。
必要資格
「1級造園施工管理技士」「2級造園施工管理技士」「技術士{建設(「鋼構造及びコンクリート」を除く)・総合技術監理「建設」(鋼構造及びコンクリートを除く)}」「技術士{建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理「建設-鋼構造及びコンクリート」}」「技術士{森林「林業」・総合技術監理「森林-林業」}」「技術士{森林「森林土木」・総合技術監理「森林-森林土木」}」「技能士(造園)」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
さく井工事
さく井工事業は、さく井機械等を用いてさく孔、さく井を行う工事またはこれらの工事に伴う揚水設備等を行う工事です。
工事内容の例
さく井工事は「さく井工事」「観測井工事」「還元井工事」「温泉掘削工事」「井戸築造工事」「さく孔工事」「石油掘削工事」「天然ガス掘削工事」「揚水設備工事」です。
必要資格
「技術士{上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理「上下水道-上水道及び工業用水道」}」「技能士(さく井)」「地すべり防止工事試験合格+1年以上の実務経験」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
建具工事
建具工事業は、工作物に木製または金属製の建具等を取付ける工事です。
工事内容の例
建具工事は「金属製建具取付け工事」「サッシ取付け工事」「金属製カーテンウォール取付け工事」「シャッター取付け工事」「自動ドア取付け工事」「木製建具取付け工事」「ふすま工事」です。
必要資格
「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「技能士{建具製作・建具工・木工(「建具製作作業」)・カーテンウォール施工・サッシ施工}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
水道施設工事
水道施設工事業は、上水道、工業用水道等のための取水、浄水、廃水等の施設を築造する工事または公共下水道もしくは流域下水道の処理設備を設置する工事です。
工事内容の例
水道施設工事は「取水施設工事」「浄水施設工事」「排水施設工事」「下水処理設備工事」です。
必要資格
「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(土木)」「技術士{上下水道(「上水道及び工業用水道」を除く)・総合技術監理「上下水道」(上水道及び工業用水道を除く)}」「技術士{上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理「上下水道-上水道及び工業用水道」}」「技術士{衛生工学「水質管理」・総合技術監理「衛生工学-水質管理」}」「技術士{衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理「衛生工学-廃棄物管理」}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
消防施設工事
消防施設工事業は、火災警報設備、消火設備、避難設備もしくは消火活動に必要な設備を設置し、または工作物に取付ける工事です。
工事内容の例
消防施設工事は「屋内消火栓設置工事」「スプリンクラー設置工事」「水噴霧、粟、不燃ガス蒸発性液体または粉末による消火設備工事」「屋外消火栓設置工事」「屋外消火栓設置工事」「動力消火栓設置工事」「火災報知設置工事」「漏電火災警報気設置工事」「非常警報設置工事」などです。
必要資格
「消防設備士試験{消防設備士(甲種)}」「消防設備士試験{消防設備士(乙種)}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
清掃施設工事
清掃施設工事業は、「し尿処理施設」または「ごみ処理施設」を設置する工事です。
工事内容の例
清掃施設工事は「ごみ処理施設工事」「し尿処理施設工事」です。
必要資格
「技術士{衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理「衛生工学-廃棄物管理」}」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。
解体工事
解体工事業は、工作物の解体を行う工事です。
工事内容の例
解体工事は「工作物解体工事」のことです。
必要資格
「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士(土木)」「1級建築施工管理技士」「2級建築施工管理技士(建築・躯体)」「技術士{建設(「鋼構造及びコンクリート」を除く)・総合技術監理「建設」(鋼構造及びコンクリートを除く)}」「技術士{建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理「建設-鋼構造及びコンクリート」}」「技能士(とび・とび工)」「解体工事施工技士試験合格」
※その他、学歴や実務経験で専任技術者の要件をみたすことも可能です。技能士2級は3年以上の実務経験が必要です。
参照元:福岡県建設業申請等の手引き
福岡県で建設業許可をリーズナブルに取るには
建設建設業許可を行政書士に依頼すると10万円以上かかります。建設業許可は手間も時間もかかる申請手続きだからです。
プラウト行政書士事務所は、建設業許可の行政書士手数料を「個人:6万6千円」「法人:7万7千円」とリーズナブルに定めています。
建設業許可のお問い合わせは、以下からお願いします。